イベントのQRコードの置き場所と印刷方法
イベントのQRコードが役立つ場所。招待状、ウェルカムボード、卓上カード、サンキューカード、スクリーンへの配置と、印刷サイズ、コントラスト、読み取りテストを解説します。
コードは1つ、ページも1つ
避けたいのは、目的ごとに別々のコードを用意することです。地図用、返信フォーム用、写真用と、それぞれを別のカードに載せれば、それぞれに説明が必要になります。ゲストは、目の前にコードがあり、読み取るメリットがはっきりしていれば一度は読み取ってくれますが、4回は読み取ってくれません。解決策は、イベントページを開くコードを1つだけ用意することです。イベントの詳細と地図、返信フォーム、写真のアップロードとギャラリー、席の確認、ゲストブック。すべてがそのページにそろっています。招待状でも、会場でも、サンキューカードでも同じコードが使えます。イベントが開催前から終了後へと進むにつれてページの内容は変わりますが、コードは変わらないからです。
このガイドの以降では、その1つのコードをどこに置けば役立つのか、そしてどのスマートフォンでも読み取れるようにするにはどう印刷すればよいかを解説します。
イベント前:招待状とセーブ・ザ・デート
コードが最も重要な役割を果たすのは招待状です。ゲストはそこから返信するからです。コードはカードそのものの下の隅か裏面に載せ、入力したい人のために短いURLを横に印刷しておきましょう。二つ折りの招待状なら、内側の右ページか裏面が定番の位置です。別刷りのカード(付箋)を同封する方法もあります。招待状を記念に残したいもので、コードを印刷したくない場合には特に向いています。
セーブ・ザ・デートにもコードを載せておけば、ゲストは何か月も前から会場と日付を地図で確認できます。メールで送る招待状には、コードとリンクの両方を入れましょう。画面上のコードは別のスマートフォンで読み取る必要がありますが、リンクならタップするだけで開けるからです。
イベント当日
会場では、コードの役割が変わります。返信を集める役目を終え、写真を集めて、ゲストを席へ案内する役目に移ります。ゲストが立ち止まる場所に置きましょう。
- ウェルカムボード:入口に大きく掲示し、席の案内の横に「お席の確認と写真の共有はこちら」と添えます。
- 各テーブルに卓上カードを1つ:両面にコードを印刷した二つ折りのカードなら、テーブルの誰もが向きを変えずに読み取れます。
- バーとフォトコーナー:人が待つ場所と、写真を撮る場所です。
- メニューやプログラム:下のほうに小さなコードを入れておけば、目を通すゲストに届きます。
- スクリーン:企業イベントでは、講演の合間のスライドやロビーの画面にコードを映します。スクリーンはカードより遠くから読み取られるので、大きく表示しましょう。
- 出口のカード:最後のチャンスです。プチギフトやクロークの近くに「今夜の写真を共有してください」と添えて置きます。
イベント後
締めくくりはサンキューカードです。同じコードから、今度は全員の写真が集まったギャラリーが開くので、カードにもそう書き添えます。リンクを添えたフォローアップのメッセージを送れば、ゲストが送り忘れていた写真も届きます。同じコードからはゲストブックも開けるので、当日に書けなかったお祝いの言葉も受け取れます。書きたくなるお題はゲストブックのガイドにまとめています。企業イベントでは、フォローアップのメールに載せたコードからギャラリーと講演資料を開けるようにしましょう。
コードの横に書くこと
一文も添えられていないコードは、謎解きのようなものです。下に「QRコード」と書いただけでは、ラベルのついた謎解きにすぎません。ゲストが何を得られるかを書きましょう。「読み取って5月3日までにご回答ください」「読み取ってお席をご確認ください」「読み取って写真を共有してください」のように、動作とメリットを、ゲストの言語で、立っている場所から読める大きさで書きます。コードだけに頼るのは避けてください。
どのスマートフォンでも読み取れるように印刷する
QRコードが読み取れない原因は3つです。小さすぎる、コントラストが足りない、何かが邪魔をしている。どれも防げます。
- サイズ:カードや招待状では一辺2cm以上、案内板では10cm以上にします。目安は、読み取る距離の10分の1の大きさです。1m離れて読む案内板なら、10cmのコードが必要です。
- クワイエットゾーン:コードの周囲に、モジュール約4つ分の余白を空けます。2cmのコードならおよそ4mmです。この余白に文字や飾りが入ると、読み取れなくなります。
- コントラスト:明るい背景に暗いモジュールを置きます。写真、模様、グラデーションの上には印刷しないでください。明暗を反転させて暗い背景に明るいコードを置くのも、何台ものスマートフォンで試していない限り避けましょう。
- 縦横比を保つ:縦横比を固定したまま拡大・縮小します。横に伸びたコードは読み取れません。
- ファイル:A4以下の印刷物なら1024ピクセル以上のPNG、それより大きいものにはSVGで書き出します。スクリーンショットから切り出したコードは、その時点ですでにぼやけています。
- 用紙:光沢紙より、つや消しの用紙がおすすめです。光沢紙は会場の照明を反射してしまいます。
- テスト:印刷したコードを、会場の照明の下で、ゲストが読み取る距離から、3台の異なるスマートフォンで読み取ってみます。200枚刷る前に必ず試しましょう。
読み取りを損なわずにデザインする
イベントのテーマカラーを使ったり、中央に小さな画像を入れたりしたコードは、後から貼りつけたものではなく、デザインの一部に見えます。どちらも限度を守れば問題ありません。モジュールと背景のコントラストを高く保ち、中央の画像は小さくし、何かを変えるたびに読み取りを試してください。角の丸いモジュールややわらかい色は問題ありませんが、クリーム色の上の淡い黄色のコードは読み取れません。EventAssetsでイベントを管理しているなら、コードのデザインを変えて印刷用のサイズでダウンロードする方法はサポート記事で、コードと一緒に使うリンクについては共有に関する記事でご確認いただけます。
チェックリスト
- イベントの期間を通して、イベントページを開くコードを1つだけ使います。
- 招待状に載せ、横にURLを印刷します。
- 会場では、ウェルカムボード、各テーブルのカード、バー、スクリーンに置きます。
- コードの横には動作とメリットを書き、「QRコード」とだけ書くのは避けます。
- カードでは2cm以上、案内板では10cm以上の大きさで、余白を空け、コントラストを高くして印刷します。
- 印刷用のサイズで書き出し、つや消しの用紙に印刷し、本番の前に3台のスマートフォンで試します。
- サンキューカードにも同じコードを載せ、ギャラリーを開けるようにします。
